4コマにも登場しますが、僕の会社には、軽い知的障害をもった人が数名働いていました。(現在は全員退職)

その為か、たまに養護学校の方から社会研修という形で、学生が体験入社します。
僕が責任者になって初めて研修生を迎えた時の話をします。
結構長い話なので、全く4コマにはならないエピソードです!


僕が責任者になって1~2年たった頃、2人の男子研修生が来ました。

「よろしくお願いします!」
2人共大きな声で挨拶。
ちょっと緊張しているのか落ち着きがなく、
「これからしばらくの間頑張ってね。」
と僕は声をかけました。
しかし、2人共モジモジしていて、見た目は大人でしたが、仕草は幼い子供の様でした。

彼らの期間は2週間、体験する仕事は、入社した人が最初に行う成形の作業でした。

そして、女子社員(MさんとAさんの奥さん)がサポートしながら作業開始。

「こういう形が良品、こうなっちゃうと不良品だから、まぜないように気をつけてね。」
僕は製品について色々教えました。
「ほら、それは不良品だよ。」
「あーっ!不良品だ!!」
「また不良品だ!!」
「あっ、それは大丈夫、良品だよ。」

他の仕事をこなしながら、彼らを指導しました。
「疲れたらちょっと休憩してもいいよ。」
学生だし、初めての仕事なので初日は甘めに…。

作業終了後は、その日の体験レポートを書きました。
"きょうはふりょう品がたくさんできました。"

いやいや、たくさんないってあせる

そして担当者からのコメント欄もあるので、僕も書きました。

"…途中、集中力が途切れる事が…、時折眠そうに…。"


こうして数日が過ぎ、相変わらずレポートには、
"きょうもふりょう品がいっぱいできました"
と書かれていました…。

不良品ばっか作っている会社みたいになってました汗

毎日指導し、帰りにレポートを書く。
なんか先生になったような気分でした。


そして、研修最終日などは、卒業生を送るような気持ちになってました。

「今日までの事を忘れないで、これからも頑張ってね!」

「ありがとうございました!」
2人共元気に挨拶。
ちょっとしみじみ…。
社長も、
「しっかりと指導できていたよ。ご苦労様。」
と言ってくれました。


そして数日後、なんと、研修生からお礼の手紙が来ました!

"ほんとうにありがとうございました。"
とても大きな文字で書いてありました。

社長が手紙を読んで、
「今まで研修指導をやってて、こんな手紙がきたのは初めてだよ。君の指導が良かったんだね。」
と言ってくれました。


その後の彼らの事はわかりませんが、立派に自立しているといいなぁと思いますニコニコ


変な人達が多い会社ですが、たまにはこんなエピソードもあります!


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